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臥頭狂一のエロ小説ブログ。※18歳未満閲覧禁止。

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恣(ほしいまま) ~共有される幼な妻~ 第二話 (23枚)


 少女は疲れていた。夜が明けるまで幼い肉体を貪られ、昼は家事と畑しごとに追われる。
 それでも、心優しい少年との分担作業は骨休めたりえた。
 セルダ家の末っ子、エルナンを弟のように思っている。ときおり甘えてみせる十一歳の少年が、かわいくてしかたがなかった。
 性に目覚めている彼のわがままにすら、応えてしまうほどに。




 日が落ちかけている。
 西の空に、灼けた太陽が揺れていた。畑は赤く染まり、背の高いトウモロコシの影が連なって伸びている。
 空気が冷たかった。トウモロコシの実をもぎとりながら、キーラは白い息を吐いている。
 果肉が薄い。何層もの皮の上からでも、かじかんだ指先に伝わってくる。味も悪いことだろう。
 それでも食べられるだけ、ましだ。この家では、おなかいっぱいに食べさせてくれる。ジャガイモもトウモロコシの畑も、隣の家とは比べものにならないほど広い。食事に困ることはないのだ。実家にいたころには考えられないことだった。
 キーラが生まれ育った家は、父と幼い弟がふたり。
 生活は苦しかった。トウモロコシの一粒も口にできなかった日もある。痩せた小さな畑を、キーラはひとりで耕した。
 唯一の働き手だった父は、胸に病を抱えていた。長い鉱山労働のせいで、粉塵の毒に冒されてしまったのだ。
 母は一番下の弟を生んだあと、よその男に売られてしまった。妻を手放さなければ、一家は餓死する。満足に働けなくなった父の、苦渋の決断だった。
 女は貴重品だ。三十を過ぎていたとはいえ、家族がしばらく暮らしていけるだけの蓄えにはなった。ただし、細々とだ。贅沢ができたわけではなかった。
 それも数年に過ぎない。金が底を尽くと、いよいよ娘の番だった。
 母が売られた四年後に、キーラも売りに出された。
 大枚をはたいたのだと、後からヘルマンに聞かされた。得た金で、腹が膨れるほど食べているはずだ。弟たちの無邪気な顔が夕映えの空に浮かぶ。幸せだとは思わないが、不幸だとも思わない。この町ではあたりまえのことなのだ。
 娼館に売り飛ばされなかったことに感謝すべきだと、セルダ家の男たちはいう。キーラにはどちらが良かったのか、判断がつかない。外の世界というものを知らないのだ。かけるべき秤が、そもそもない。男に犯されつづけることに変わりはない気がする。
 弟たちに会いたかった。
 実家は歩いて行ける距離だが、顔を見せに行くことさえ許されていない。「そのうち、会わせてやる」と家長のヘルマンは約束してくれたが、いつになるのかわからない。男たちはキーラの未熟なからだに夢中で、一日たりとも放すつもりはないようだった。
「キーラ、もう終わった?」
 背後から声をかけられ、三つ編みの少女ははっとなった。ぼんやりと手を止めていたらしい。
 振り返ると、茶色い髪の少年が立っていた。頬がぷくぷくと丸く、幼い印象を与える。背はキーラと同じくらいで、くせっ毛の前髪が眉を隠していた。浅黒い肌が夕日を浴びてまぶしい。
 お下がりの衣服は上下ともつぎはぎだらけで、労働によって汚れていた。痩せてはいるが、袖を捲くった腕には筋が通っている。やがてたくましい青年になることだろう。目の光が強かった。
「エルナンは? 薪割り、終わったの?」
「もちろん」
 白い歯を見せて、にっこりと微笑む。声変わり前のすきとおった声がはずんでいる。父や兄たちにはない明るさだった。
 キーラはエルナンを気に入っていた。十一歳と年齢が近いせいもあるが、なによりも粗暴でないことがいちばんの理由だ。町の男には珍しく、おだやかな性格をしている。
 エルナンは聡明な子供だった。
 畑の耕しかたや効率的な穀物の育成方法、果ては家事のしかたまで、一通りのことをキーラに教えてくれた。二つも年下とは思えなかった。
 エルナンは驚くべき知識と要領を身につけている。変わりやすい高山の天気を読み、穀物の肥料を作ることもできた。鉱山で使用される爆薬の調合さえ手伝っているという。尊敬の眼差しを向けるキーラに、材料があれば誰でも簡単にできるよ、と少年は照れくさそうに語った。
 得意になってもおかしくないのに、偉ぶったところはまったくなかった。一家に加わった新参者を見下すこともなく、キーラによくなついている。家事や畑仕事を分担し、ともに留守をあずかっているうちに、いまでは本当の姉弟のようにうちとけていた。
「冷えてきた。もう家に入ろうよ」
 手の上から、トウモロコシが積まれた竹籠が奪われる。少年の足は、すでに家の裏口へと向かっていた。


 竈(かまど)の上で、大鍋の中がぐつぐつと煮立っている。立ち昇る蒸気とともに、甘ったるい匂いが夕日の射しこむ厨房に広がった。シチューの煮込み具合は悪くないようだ。
 あとは男たちの帰りを待つだけだ。
 一日の雑務を終え、キーラはほっと大きく息をついた。
 エルナンとふたりで分担しているとはいえ、ときどき疲れが出てしまう。セルダ家の庭は大きく、畑の手入れも楽ではない。五人分の洗濯も大変だった。井戸から水を汲んできて、擦り洗いをしなくてはならないのだ。終わるころにはいつも、少女の細腕がぱんぱんに張った。
 疲労を消し去るには、睡眠が不足しすぎている。獣欲をもてあました男が、日替わりで朝方まで責めたてるのだ。四時間も眠ることができれば良いほうだった。
 少しは休ませてほしかったが、それを口にはできない。性の捌け口になるために売られてきたことは、キーラ自身がよくわかっている。拒むことは許されない。
 ぶるぶると頭を振って、眠気を追い払う。まだ今日は終わっていない。キーラの仕事はむしろ、これからはじまるのだ。
 空をさまよっていた長い三つ編みが、ふいに引かれる。先端近くが握られていた。
「……エルナン。どうしたの?」
 背後にはセルダ家の末弟の姿があった。声をかけられると同時に、三つ編みが開放された。
 ちょっとした、いたずらのつもりなのだろう。キーラは微笑みつつ、夕日に赤く染まった少年の頬をつつく。はにかんだ顔が可愛らしかった。
「ねえ、キーラ。……あれ、してよ……」
 丸い頬っぺたに沈んだ指から、力が抜けた。少女の顔に、困惑の色が広がっていく。
「だ、だめよ……みんな、もう帰ってくるもの……」
 視線は少年を避けている。長い睫毛は半ばまで伏せられ、とび色の瞳は垂れ下がった目尻に寄っていた。
「今日は遅くなるよ。新しい坑道を広げるっていってたから……だから、ねえ、キーラ」
 すがるような目が、キーラの瞳を追う。浅黒い顔が迫っていた。
「お願いだよ、キーラ……おいら、もうがまんできないよ……」
 か細い手首が、捕らえられる。脱力した白い手は、つぎはぎだらけのジーパンへと導かれていった。エルナンの股間へと。
 ファスナーの前は盛り上がっていた。分厚い生地と下着を挟んでいるというのに、熱が掌に伝わってくる。脈動さえ感じとれた気がして、キーラは頬を紅くした。ズボンの中を想像してしまったのだ。
「ねえ、キーラ……。キーラ……お願い……」
 耳もとに熱い息がかかり、少女が身をふるわせた。はずみで目を合わせてしまう。黒い眼は潤んでいて、いまにも泣き出しそうに見えた。
 胸が高鳴った。気づかれたくなくて、キーラは空いたほうの手でブラウスの前を押さえる。少年の熱い視線から目を逸らすことができなくなっていた。
 エルナンのおねだりには弱い。これまでにも何度か、「わがまま」をきいてあげてしまっていた。涙を浮かべてすがられると、断ることができない。
 何度も助けられている。セルダ家に嫁いでから、いたわってくれたのは彼だけだ。エルナンが慰めてくれなかったら、いまでも目を腫らしていたことだろう。恩を感じていた。
 それ以上に、エルナンが可愛かった。年下というだけで実家の弟たちと重なる。そしてこの家の弟は、姉をいたわり励ましてくれるのだ。頼もしい弟だった。元気な笑顔で力づけてくれる少年は、キーラにとって実の弟以上の存在になっている。
「……ちょっとだけ、だよ……」
 少年の目が輝いた。心底嬉しそうな表情に、つられてキーラも微笑む。
 待ちきれないのだろう。エルナンの手が慌しく腰の前で動いていた。いそいそとズボンを下げ、汗ばんだパンツを降ろす。さらけだされた性器は、未熟ながら勃起して天井を向いていた。
「キーラ……はやく、はやく、してよぉ……」
 顔を真っ赤にして見つめる少女に、催促の声が浴びせられる。エルナンの腰が反っていた。先端まで皮に包まれた幼茎を、キーラに向かって突き出している。
「う、うん……するね……」
 遠慮がちな細い指が裏側に触れる。
「はうっ……!」
 肌よりさらにくすんだ色の肉棒が、ぴくんと跳ねた。指先を迷わせつつも、キーラは根もとを三本の指で摘んだ。高い熱を帯びていて、触れている箇所がじんじんする。息をのんでしまっていた。
「キーラの手、冷たくて、気持ちいい」
 少年の声が近い。いつの間にか頬をこすりあうほどに迫っている。浅黒い顔がぼやけて見えた。耳から頬にかけて吹きかけられた息は熱く、湿り気を帯びていた。
 深呼吸をひとつしてから、キーラはそっと指をすべらせた。包皮の上から、やさしく上下に扱く。まだ小さく未発達な男根ながら、たくましさを主張するように硬かった。
「はああ……いいよお、キーラ……」
 エルナンは目を細めている。息が荒い。鼻の穴が慌しく収縮していた。父親にそっくりだとキーラは思った。兄弟の中で、エルナンがもっともヘルマンに似ている気がする。
 大人になったら、父や兄たちと同じく自分を犯すのだろうか。泣いても許してもらえず、夜が明けるまで貫かれるのだろうか。キーラは少し悲しくなった。
「あああ、キーラ……もっとチンチン、しごいて……!」
 だらしなく口を緩めて、エルナンがよりいっそう大きな喘ぎを漏らす。厚みのある唇の端から、涎が垂れていた。
 余ってすぼまった包皮の先から、透明な露が溢れて垂れる。裏側を伝い落ちる粘り汁は、幼勃起をこする少女の掌を汚した。
(すごく、熱くなってる……)
 手の中で、肉棒がどくどくと脈打っていた。息がつまりそうだった。少年の性器に負けないくらい、胸の鼓動が早まっている。先端から次々と先走りを漏らす包茎から、キーラは目を離すことができなくなっていた。
 少年の下半身から、ぐちゅぐちゅと淫猥な音が放たれている。白い右手は、いまや手首に至るまで粘り汁でべとべとだった。エルナンは自身が溢れさせた透明な露で肉棒を扱かれている。
 キーラの責めは単調なものではない。セルダ家に迎えられてからの半年間、男根の扱い方を嫌になるほど叩きこまれている。
 茎や先端だけでなく、睾丸や肛門の付近にまで指が伸びてくすぐっていく。掌には先走りが付着したままで、潤滑油の役割を果たしている。白い手がぬるぬると性器の上をすべるたびに、痩せた浅黒いからだが小さく跳ねた。
 女を知らぬ童貞に耐えうるものではない。愉しむ余裕もなく、エルナンは放出の予感に迫られていた。
「キーラ、キーラっ……!」
 少年の叫びは、半ば泣き声に近かった。
「あんっ……」
 痩せた身体が飛びこんでくる。勢いを受け止めきれず、少女の背は壁に押しつけられた。熱をもった頬どうしが触れている。両肩を掴まれていた。
 指が薄い肩の肉に喰いこんで痛い。浅黒い肌が、小刻みに震えていた。キーラは片腕を伸ばし、甘える弟の背をさすってあげた。うなじのあたりに、はあはあと水分を含んだ息が吹きかけられている。
「出ちゃい、そう……なの……?」
 茶色いくせっ毛が何度も縦に揺れる。
「いっぱい……出したいっ……」
 恥ずかしそうな、それでいて甘えを宿した眼だった。少女の薄い胸が、きゅんと締めつけられる。衣服ごしに伝わってくる体温が愛おしい。
「うん……いっぱい……びゅびゅって、して……」
 少年の耳に口をつけ、キーラがささやく。それだけで手の中のものがひとまわり大きくなった。褐色の包皮の表面には青い筋が浮きあがり、肉棒はいまにも破裂せんばかりに膨れあがっている。
(すごい……ぱんぱんに、なってる……)
 細い指に、はじめて力がこめられた。逆手に握りしめた幼い勃起が灼けるように熱い。
 キーラは抱き合うふたりのわずかな隙間に視線を落とした。肉棒の先を包む皮が少しだけめくれ、ピンク色の亀頭が顔を除かせている。見つめている間にも小さな裂け目から透明な体液が浮き、ぷっくりと丸い粒をつくった。粘液を漏らしつづける性器は、早く楽になりたいと訴えて泣いているようだった。
(いま、射精させて、あげる……)
 白い指が茎を締めつけ、上下にこすりあげる。強い刺激に少年のからだがぴくぴくと震えた。痩せた背を抱いた手に、高ぶりが伝播している。
「はあっ、はあっ、ふうっ……」
 淫らな水音が大きくなるにつれ、エルナンの吐息の間隔も短くなっていく。
 勃起を扱く手が勢いづいている。射精がすぐそこまで迫っていた。背伸びをするように、少年の脚がぴーんと張った。筋肉が緊張をはじめたのが、触れ合っている部分からキーラにも伝わった。
「ああーっ! あーっ!」
 悲鳴に近い声が、顎を高く突き上げた少年の口から漏れる。
 一瞬の間をおいて、幼い欲望が迸った。
(あっ、熱いっ……!)
 肉棒の脈動とともに、白濁液がはげしい勢いで噴き出された。逆手に握りしめる少女の手首から肘裏の窪みまで、濃度の高い精液が次々と降りかかる。火傷するのではないかと錯覚するほどに熱い。
 溶けて滴る白いロウを思わせたが、キーラは吐精さなかの勃起から手を離しはしなかった。全身を痙攣させてしがみつく少年の背を力強く抱きとめ、収縮を繰り返す肉の棒をさらに扱く。射精の快感をより深く、そして長く愉しませる方法を、セルダ家の男たちに教えこまれていた。
「は、あうううーっ……」
 残らず搾り取ろうとする小さな手の締めつけに、エルナンは歓喜の喘ぎを抑えることができない。堪えきれないといった表情で頭をぶるぶると振る。深く閉じた目の端には涙が浮いていた。
「はあ、はあっ……」
 射精を終えたときには、息を吸うのも辛そうなありさまだった。少女にもたれかかり、ぐったりとからだをあずけている。浅黒い首にも酸欠で紅潮した頬にも、汗が流れをつくっていた。
 キーラは汗で濡れた少年の頭を、左手でそっと抱きしめた。くせのついた茶色い髪に指を差し入れ、くしゃくしゃと撫でる。冷えた空気と背の石壁が、火照ったからだに心地いい。汗の匂いも、互いの湿った衣服も気にならない。しばらくこうしていたいくらいだった。
 右手の中で、幼い性器が縮んでいく。柔らかい状態がかわいらしくて、思わず白液にまみれた指で撫でてしまう。少年の締まった尻がぴくぴくと震える。放出直後でひどく敏感になっているようだ。幾度かつついているうちに慣れ、しまいにはキーラの手の中にすっぽりと収まった。
 萎んだ幼茎を弄くられるのが気持ちいいらしい。薄目を開けて少女を見つめる眼が、うっとりと濡れている。
「ん……」
 何度か唾を飲みこむ音が聞こえ、くせっ毛が顔を上げる。目が合うやいなや、少女の口を奪った。
「んうっ……んっ……ちゅ……」
 垂れた目を丸くしたのはほんの一瞬のことで、キーラはすぐに少年の口を吸い返した。厚みのある褐色の上唇を挟み、甘噛みする。
 行為の後のじゃれあいだ。ふたりは舌を絡め、唾液を交換してから甘い口づけを終えた。汗ばんだふたつの幼い肉体が、名残惜しそうにゆっくりと離れる。
「……きもち、よかった……?」
「うん……すごい……よかった……」
 エルナンはいまだ恍惚とした表情のままだった。口をぽかんと開けて、しまりのない顔をしている。窓から入る光は弱くなってはいたが、頬の赤みが消えていないことは見てとれた。
「もう、エルナンたら」
 苦笑しつつ、キーラは厨房の隅にある大きな木桶へと足を運んだ。深さのある桶は、八分ほどの水で満たされている。目尻の垂れた顔が映るほど、清い水だった。
 竈(かまど)の火を消す為の水だったが、井戸から汲んだものであることに変わりはない。キーラはスカートのポケットから手ぬぐいを取り出し、じゃぶじゃぶと水に浸した。両手で力いっぱいに絞り、濁液で汚れた右手を拭う。白い肌が清められると、少年を振り返り、頬をほのかに紅く染めて呼び寄せた。
「おいで……おちんちん、洗ってあげる」
「う、うん……うん!」
 慌てて駆け寄ろうとして、転びそうになる。ジーパンを半ばまで下げていたのを忘れていたのだ。照れくさそうに頭を掻くエルナンを見て、珍しく少女がくすくすと笑い声をあげた。
 水桶を挟んで、エルナンは膝を床につけたキーラの前に仁王立ちになった。見下ろす顔は期待に満ちて、丸みのある頬が持ち上がっている。鼻の穴が広がっていた。
「はああ……」
 冷水に濡れた指先が触れたとたん、少年の口から喘ぎが混じった吐息がこぼれる。
「……へいき? 痛く、ない?」
「うん……きもち、いい……」
 白い指が包皮を摘み、根もと近くで押さえていた。キーラは水に濡らしたもう片方の手で、ピンク色の先端を撫でる。剥き出しになった亀頭はまだ発育途上で小さく、いかにも頼りなく見えた。水の冷たさに下半身そのものが震え、幼い性器はますます縮こまっている。
 少女の手による愛撫に快感を得てはいるかもしれないが、負けん気の強い子供の強がりに過ぎない。見上げると厚ぼったい唇は小刻みに震え、蒼く変色しかけていた。
 虚勢を張る少年らしさが、いとしい。
「あっ……」
 ほっそりした腕が褐色の締まった尻肉に絡まる。エルナンの下半身は、長い三つ編みの少女へと引き寄せられた。
 そばかすひとつない、白い頬へと。
「き、キーラっ……」
 清拭されたばかりの股間が、すべすべの頬肉へ押しつけられる。水滴の残る陰茎はキーラの顔との間に挟まれ、ぺしゃんこになった。
「エルナンだけのお嫁さんだったら、よかったのにね……」
 すりすりと頬っぺたをこすりつけながら、少女がつぶやく。
「え……」
 エルナンが息を呑む。とび色の瞳は長い睫毛に伏せられていて、窺うことはできない。いつもの悲しげな表情があるだけだ。
 けれども、嘘偽りない気持ちなのだと、少年は信じた。せつない想いが、体温を通じて伝わってくる。尻を抱きしめる細い腕に、力がこもっていた。
 儚い願いだった。
 かなうことのない、希み。
 エルナンははまだ、キーラを妻とすることはおろか、柔肌に触れることも許されていない。一人前と認められていないのだ。週に一度、共有妻を与えられる割り当てから外れていた。
 この町では鉱山で働いてはじめて大人と呼ばれる。子供のうちは人格じたいが無視されることもしばしばだ。食事ひとつとっても差をつけられる。貧しい家庭では、幼児が餓死することも珍しいことではなかった。
 当然、妻を共有する男の頭数に含まれることはない。稼ぎのない者に、貴重な女を抱く権利など与えられるわけがなかった。
 独占することなど、夢のまた夢だった。鉱山で働き一人前と認められても、数ある夫の末席に加えられるだけだ。
 セルダ家にはふたりの兄がいて、暴君たる父もいる。ふたりきりになれる時間は、いまよりずっと減るだろう。
 三人ともキーラに並々ならぬ執着を見せている。飽きるという可能性にも期待はできない。共有妻は日々成長をつづけており、女として華開くのはまさにこれからなのだ。末弟による妻独占の主張など、認められるわけがない。
 うつくしい幼な妻を自分だけのものにしようなど、過ぎた希みなのだ。この町では、女を抱けるということだけでも幸運なことだった。
 ひとりの男だけに抱かれ、たったひとりを愛すことなど、見目麗しい娘に許されはしない。優しい少年に心惹かれてみても、虚しいだけだ。
 夜が来れば汗臭い男たちを相手に股を開かねばならない。望まれればあらゆる痴態を演じてみせねばならない。妻と呼ばれてはいても、実態は哀れな性の奴隷に過ぎないのだ。逃れえぬ運命だった。
 けれども。
 三つ編みの少女が口にした儚い希みは、痩せっぽっちの男の子に大きな勇気を与えていた。
 浅黒い手が、少女の黒い前髪を撫でる。
 仰ぎ見たキーラの瞳には、あどけなくも頼もしい、男の微笑が映っていた。
 くせっ毛が上下に揺れる。
「……おいら、誓うよ。……キーラを、おいらだけの、お嫁さんにする」


  恣(ほしいまま) ~共有される幼な妻~ 第三話

テーマ:18禁・官能小説 - ジャンル:アダルト

  1. 2010/07/27(火) 22:22:22|
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臥頭狂一

Author:臥頭狂一
(がとうきょういち)
 日々、頭痛に悩まされながら官能小説を書いています。
 いろいろなジャンルに手を出していくつもりです。よろしければ読んでいってください。
 感想、お気づきの点など、コメント、メールでいただけると励みになります。よろしくお願いします。

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