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臥頭狂一のエロ小説ブログ。※18歳未満閲覧禁止。

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白日の微睡(まどろみ) (10枚)


 六十五歳。
 明け方の、夢精。




 腹の下で女が喘いでいた。
 若い。みずみずしく、張りのある肌だった。誠司が腰を押しつけるたびに、細い腰がみだらにくねる。ふたりとも、汗だくだった。
 女の声が呼吸を乱れさせる。背にぞくぞくと寒気に似た快感が駆けめぐっていた。
 臍の下のあたりから、蒸気に似た熱がせりあがってくる。射精が近い。
 この女は誰なのだろう。これだけの快感を、還暦を五つも越えた萎びた身体に与えてくれるのは。抱いているというのに、記憶がぼやけて思い出せない。
 ゆたかな乳房に押しつけていた上体を起こし、黒い前髪に隠れた貌を覗き込む。艶かしく揺れる肢体の持ち主は、見慣れた女だった。
「ま、真理、さん……!」
 女が微笑を見せた気がした。股間に熱を感じるとともに、誠司は夢から覚めていた。
 冷たいものが背すじを通り抜ける。夢と同じく、全身が汗だくだった。
 掛け布団を払いのける。パジャマ代わりの作務衣がぐっしょりと湿っていた。とくに、股の間がひどい。
 まさか、と思いつつ、湿った下着の中に手をもぐらせる。指先に、覚えのある粘りが付着していた。下着の中がべとついている。間違いない。誠司は夢精してしまっていた。
 信じられなかった。二十歳の若造ではない。六十五歳、高齢者と呼ばれるとしなのだ。性欲そのものが枯れていてもおかしくはない。妻を亡くしてから十年、情欲を抱いたことさえなかったというのに。
 しかも、相手が真理だった。いくら夢とはいえ、それはないだろうと思う。誠司の胸に、なんともいえない気まずさがもやもやと渦巻く。
 真理は息子の嫁だ。結婚して五年になるが、子供はいない。たしか今年で三十歳になるはずだった。おっとりしたところはあるが、よくできた優しい嫁だった。定年を迎え、暇を持て余す誠司の話し相手になってくれている。
 地味な外見だが、古風な女らしさを備えていた。夫の前でも義父の前でも、常に男を立てて出しゃばるところがない。真理が取り乱したり、はしたなく振る舞うのを、誠司は見たことがなかった。
 肉感的なからだつきではある。色気がないともいえない。しかし、息子の嫁を色の目で見たことは一度もなかった。まして抱きたいなどと夢想するはずもない。
 なぜあんな夢を見てしまったのか。自分の意思ではないとはいえ、罪に似た意識が誠司の胸を重くしている。
 夢の中の真理は最後に微笑えんだ。誘うような濡れた瞳が、瞼の裏にこびりついていた。

 ぱちん。
 持ち駒の歩を打った。
 真理は口に手を当てて考えこんでいる。目が真剣そのものだった。視線が将棋盤の上を忙しく走りまわっている。
 調子が悪い。あんな夢を見たせいだろうか。いつもなら二枚落ちのハンデを与えてやっといい勝負だというのに、今日は平手で指しても盤上が思うようにならない。
 そもそもハンデなしの平手戦を、なぜ今日に限って真理が挑んできたのだろう。解せなかった。誠司も将棋が強いというわけではなく、下手の横好きにすぎない。それでも、覚えて間もない真理に負ける気はしなかった。
 長年勤め上げた会社を定年退職した後、屋内で漫然と毎日を過ごす誠司に「将棋でもしませんか」と声をかけてきたのは真理のほうだった。誘った本人がルールも知らなかったのにはあきれたが、悪い気はしなかった。嫁は嫁なりに気をつかってくれているのだ。
 息子は心根の優しい女房を貰って幸せだな。いままで仕事仕事で、同居している息子夫婦のことを気にしたこともなかったが、あらためてそう思った。
 一日のほとんどを共に過ごすようになって、実にできた嫁だということが誠司にも見えてくる。細やかな心くばりを忘れず、義父や夫に対してもしおらしい。日本女性とはこうあるべきという、見本のような女だった。
 夜のほうも、慎ましいのだろうか。
 ふとそんな不埒な思いが頭をよぎってしまい、打ち消すように誠司は頭を振った。
 いかん。何を考えているのだ。どうも今朝の夢を気にしすぎているようだ。あんなことは生理現象にすぎない。忘れよう。忘れてしまえばどうということはないはずだ。
「ん……ど、どうか、したかね」
 真理がこちらを見つめていた。夢の中で見つめあった瞳を思い出す。熱っぽく濡れた、情感のこもった眼差しを。
 胸が高鳴りを覚えていた。頬が熱い。
「お義父さんの、番ですよ」
 いつ駒を進めたのか。盤上を見下ろすと、見事に追い込まれている。まったく意識していなかった攻め手だった。読みが浅すぎただけなのだが、真理は嬉しそうに微笑んでいる。
「今日は、わたしが勝つかも知れませんね」
 間もなく三十路を越えるとは思えぬ、あどけない笑顔だった。夢で見た男を惑わす微笑とは違う。なのに誠司は高ぶりを覚えてしまっていた。下着の中に熱がこもっている。
 首筋がうつくしい。ワンピースの胸が、わずかにはだけている。誘っているのか。豊かなふくらみが谷間をつくっている。柔らかそうだった。顔を埋めたら、甘い匂いがしそうだ。
 この女が欲しい。呼吸が落ち着かなくなってきた。いくつもの皺が刻まれた顔が、赤く染まっている。
「……すこし、暑いですか? 窓を開けましょうか」
 立ち上がりかけた真理の手首を、思わず握ってしまっていた。冷たい女の肌は、煩悩の炎を消すことはなかった。むしろ劣情の炎を、いっそう強くする。もう我慢できなかった。
 肩を掴み、畳の上に押し倒す。息が止まりそうだった。衣服の上から乳房に顔を埋める。
 抵抗はまったくなかった。睫毛を伏せて、じっと身を固くしている。なされるがままだった。
 抱かれたがっている。誠司は鼻息を荒くしながら、真理の衣服を毟っていった。胸のボタンを外し、双丘を覆う邪魔な布をたくし上げる。上を向いた紅い突起にしゃぶりつく。音をたてて吸いつくと、唾液の中でたちまち硬くなった。
 夢で味わった以上に甘い肌だった。女盛りの熟れた匂いに、股間が年甲斐もなく張ってしまっている。下着の中が、ひどく窮屈だった。
 慌しくズボンを下げ、パンツを脱ぎながら、ワンピースの裾を捲った。水色の下着が露わになる。脚を開かせても、真理は抗わなかった。下着に染みができている。女の付け根の部分だ。鼻を近づけると甘酸っぱい女の匂いがした。
「……いやっ……」
 はじめて、真理が反応を見せる。両手で顔を隠して恥じらう姿は少女のようで、誠司はわれ知らず何度も唾を飲み込んでいた。
 震える手で、小さな下着を剥ぎ取る。剥き出しになった丘には、申し訳ていどに薄い茂みが生えていた。柔らかそうな毛は、秘所を覆い隠す分量に足りていない。誠司の熱い視線が、柔肉の裂け目に注がれている。
 わずかに開かれた花唇は透明な露で光り、鮮やかな紅(あか)をなお際立たせていた。 痛いほどに勃起した肉棒に、脈動とともに疼きが走る。膨らんだ亀頭の先端から、だらだらと汁が垂れていた。
 もう我慢できない。一刻もはやく、この女を貫きたい。誠司は自分の根もとを握りしめると、濡れた小さな入り口とあてがった。柔らかな肉に男根を挟まれたまま、腰に力をこめる。
 膣(なか)は熱かった。長らく忘れていた感触。夢とは比べものにならない。ぬめぬめと湿った媚肉はすばらしく気持ちがよかった。膨張した肉棒を包むように優しく擦り、そうかと思えば抱きしめるがごとく強く締めつけてくる。幾度か腰を揺すっただけで、誠司は息が詰まりそうになった。
 すすり泣くような小さな声が、背の筋にぴりぴりと電気に似た快感を走らせる。長く保たせたかったが、とても堪えられそうもない。誠司は腰をはげしく振りはじめた。
「膣内(なか)に……膣内に出すよ、真理さんっ……!」
 息を切らしつつ宣言し、腰を強く押しつける。膣の奥深いところを、えぐるように突き込んでいく。すすり泣きが高い喘ぎに変わっていた。
「ううっ……!」
 ふたりの腰が何度も跳ねる。息子の嫁にしがみつきながら、誠司は精を放っていた。ほとんど泣きそうな表情だった。
 射精を終え、汗ばんだ女体にもたれかかる。ふくよかな乳房に頬を埋めていると、急な睡魔が襲ってきた。何も考えられない。ただ、眠かった。

 心地よい風が鼻を撫でていく。大きなくしゃみとともに、誠司は目を覚ました。
「あら、お目覚めですか?」
 将棋盤を挟んで、向かいに真理が端座していた。衣服に乱れたようすはなく、いつも通りの落ち着いた居住まいだった。
 あれは、夢だったのか。
「続き、なさいますか?」
 真理が微笑む。今まで見せたこともない、妖艶な笑みだった。いや、記憶にはある。そう、夢で見たのだ。夢で……。
 答えはすでに、決まっていた。


テーマ:18禁・官能小説 - ジャンル:アダルト

  1. 2010/10/06(水) 21:21:21|
  2. 短編
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臥頭狂一

Author:臥頭狂一
(がとうきょういち)
 日々、頭痛に悩まされながら官能小説を書いています。
 いろいろなジャンルに手を出していくつもりです。よろしければ読んでいってください。
 感想、お気づきの点など、コメント、メールでいただけると励みになります。よろしくお願いします。

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