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臥頭狂一のエロ小説ブログ。※18歳未満閲覧禁止。

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恣(ほしいまま) ~共有される幼な妻~ 第九話 (40枚)


 共有妻から暴君の占有妻へ。相手をする男がひとりになっても、未熟な身体への負担は増すばかりだ。キーラの肉体は疲弊しきっていた。エルナンの存在なくば衰弱死していてもおかしくはない。
 末弟は踏みつけられながらも、日々たくましく成長を続けていた。少年とはいえ、男の顔になってきている。
 少年は横暴な兄への不満をつのらせていた。なによりも、憧れの少女を慰みものにしていることに……。




 吐く息が白い。正午を過ぎてまだ間もないのに、あたりは灰色に包まれていた。冬が間近に迫っている。雪が降り積もる日もそう遠くはないだろう。
 肉の入った紙包みを抱える指先が赤い。空模様に一瞥をくれると、褐色肌の少年は家路を急いだ。
「ただいま」
 分厚い木製のドアを開き、大きな声を出してみるも返事はない。エルナンは首を傾けつつ、居間を通り抜け、台所へと向かった。木板を踏みならす音が大きい。足の運びに焦りが窺えた。
「……キーラっ!」
 厨房に入ってすぐ、少年の口から悲鳴じみた声が放たれる。
 三つ編みの少女が、テーブルの上に突っ伏していた。少年の叫びにも反応はない。
 頬の横を通って伸びきった腕の先に、ジャガイモが転がっている。もう片方の手には、小さなナイフが握られていた。皮剥きの最中に意識を失ってしまったらしい。
 茶色いくせっ毛を揺らし揺らし、少年が駆け寄った。すばやいが靴音は殺されている。小動物を思わせる身軽さだった。
 丸い顔が引き締まって硬い。
 エルナンは三つ編み垂れるブラウスの背後から、ゆっくりと手を伸ばした。あわてて引き起こすような真似はしない。少女の右手首を握り、白い指を一本ずつ丁寧に解いていく。ナイフを奪ったところで、大きく安堵の息を吐いた。
「……ん……エル、ナン……?」
 卓上から、か細い声が聞こえてくる。目を覚ましたらしい。心配そうに覗きこむ少年の表情は暗い。
「……大丈夫?」
 美貌の少女は、いつにも増して儚げだった。肌の白さが尋常ではない。血色の薄いこと甚だしかった。
「うん、ごめん……ちょっと、寝ちゃってた……」
 キーラは蒼ざめた貌で微笑んでみせた。虚勢を張って立ちあがるも、ふらふらと肩が揺れる。脚に力が入らないのだ。
「だめだよ。具合が悪いときは、横になってなくちゃ」
 気づかうエルナンの顔色もまた、良好といえるものではなかった。
 目の下には隈ができている。外傷もひどい。頬や唇は殴打によって腫れ上がり、鼻の穴のひとつは固まった血で塞がっていた。とても人の心配ができるような状態には見えない。
「とにかく、座って休むんだ。いま、お湯を沸かすから」


 暖炉の中で、薪がぱちぱちと弾けている。
 頬を撫でる熱気がひりひりと痒い。小気味よく燃える炎を見つめながら、キーラは木製のカップに口をつけ、白湯をすすった。ほどよく温かい。思わずうっとりと目を閉じる。内から外から、癒やされる思いだった。
「お茶でもあれば良かったんだけど。……少しは温まった?」
 手にした薪を惜しげもなく火の中に放って、少年が微笑む。頬が変形しているために笑みがひきつり、頭を掻きながらの苦笑へと変わる。
「うん……ありがとう、エルナン……」
 少女の視線は落ち着きがなかった。対面するくせっ毛をちらりと見たかと思えば、手にしたカップの湯に自分を映し、暖炉へと顎先を向ける。瞳は一点に定まることなく、ゆらゆらと揺れた。豊かな睫毛に、薄くきらめく湿りが見える。
 まともに顔をあわせられない。結局、キーラはうつむいて目を伏せてしまう。素直に礼を述べることに迷いを覚えていた。言葉などでは、とても足りない。
 幼い肉体を夜通し貪られる少女に休息を与えるため、エルナンは午前中の雑務を一手に引き受けている。おかげで毎日四時間の睡眠を確保できるようになった。
 とはいっても、エルナンはほかにも多くの仕事を抱えている。家事だけをこなしていればいい身分ではなかった。畑の管理に薪の確保、商店への買い出し、兄たちの靴や道具の手入れ、あげく家屋の補修にまで及ぶ。
 風の強い日がつづくと壁を塗ったり木材を打ちつけたりと大忙しだ。屋内に雨水が入ろうものなら、激しい叱声が飛ぶ。暴風雨の夜でも、外へ修繕に走らなければならない。
 ヘルマンの死後、彼に押しつけられる雑用は倍増した。とくに長兄のイケルには、奴隷のごとくこき使われている。いかに要領がいいとはいっても、手を貸す余裕など生まれるわけがない。少しでも休む時間が欲しいのはエルナンも同じはずだった。
 十一歳の少年はあくまでも平気だと虚勢を張る。自分の犠牲を顧みることなく、少女を支えようと踏ん張る。生半可な覚悟でできることではなかった。
 キーラにとって、彼はいまや天使にも等しい。たったひとりの頼もしい味方であり、唯一の慰めでもある。恩に報いることのできない身であることが心苦しかった。
 エルナンを正視できない理由はそれだけではない。後ろめたい思いもまた、少女の小さな胸に負い目を重ねていた。
 少年の丸い顔を腫らす、暴行の痕跡がそれにあたる。
 セルダ家の長を継いだイケルは、たびたび末弟を殴るようになった。父の生前には考えられなかったことだ。次男のファビオとは違い、長男は重厚な人柄で知られている。軽々しく暴力を振るう男ではないはずだった。
 本性をあらわしたのだとファビオは陰で罵るが、エルナンにもまったく問題がないとはいえない。
 ひどく挑発的なのだ。
 相手が家長だから、最終的には命令に従う。しかし、ことあるごとに逆らう姿勢を見せた。兄として、セルダ家の長として、面白いはずがない。当初は堪えていたイケルも、何度目かの口答えについに手を出した。いまでは躊躇なく鉄拳が見舞われる。少年が失った歯は、二桁に達していた。
 だが、エルナンも理由なく楯突いているわけではない。三つ編みの少女を護りたいがゆえの、非力ながらも懸命の抗戦だったのだ。殴られてまで反発をつづけたのは、キーラの待遇への不満と、その改善の訴えくらいのものだった。
 キーラには、それがつらい。大怪我に腫れた顔が目に入るたび、罪悪感に胸が痛んだ。自分が原因でこっぴどく殴られている。愛されているのがわかるだけに、無理をしてほしくなかった。
「ごめんね、エルナン……ごめんなさい」
 つい、謝罪がくちびるの間から漏れた。ごしごしと目をこする。涙を見せるのはずるい気がして、キーラは鼻に力を入れてこらえた。
「どうして、謝るのさ」
 空になったカップを、浅黒い手がさらっていく。声変わりがはじまったばかりの、少年の声が固い。
「だって……いつも、わたし……まもってもらって、ばかり……」
「そんなこと、気にしなくていい。おいら、好きでやってるんだから」
 力強い声だった。実家に残る弟たちの面影を、傍らに立つ少年に重ねていた過去が信じられない。もう弟あつかいなどできそうになかった。頼もしい響きに、キーラは思わず貌をあげる。黒い眼に宿る光が鋭い。
「でも……爆薬のおてつだいも、できなくなったじゃない……」
 エルナンにのしかかる負担は、ひとことで済まされるものではない。少女の声は弱々しく暗い。細い眉が悲しげに端を下げ、潤む瞳は睫毛に隠された。
 ヘルマンの生前、エルナンは鉱山で使用する爆薬の調合を手伝っていた。
 分厚い専門書を何冊も読破した知識は素晴らしく、製造においても玄人顔負けの実力を発揮する。町にある工房に通えば、いい小遣い稼ぎにもなった。さびれた鉱山町の工房などたかがしれたもので、簡易に調合できる爆薬しか扱っていない。設備じたい、数十年も前のままなのだ。エルナンにしてみれば、子どもの遊びも同様だった。
「それは、イケルのせいさ。兄貴のやつ、おいらが金を稼いでくるのが面白くないんだ。だから、工房に顔を出すのを禁じやがった。本を燃やされるの、キーラも見ただろ」
 キーラの脳裡に、くせっ毛の少年が何度も叩き伏せられる光景が再生される。
 あれは、ヘルマンの死からまだ一週間と経っていなかったころだ。イケルは末弟の手から爆薬の専門書を取り上げ、びりびりに破いたのだ。泣いて嫌がる弟を本気で殴り、蹴飛ばした上で、引きちぎった本を燃えさかる暖炉の中に投げ入れてしまった。少年の悲痛な叫びが、いまも耳に残っている。
「ほら、元気出してよ、キーラ」
 傷ましく腫れた顔をくしゃくしゃにして、エルナンが笑顔をつくる。明るい声を出してみせ、少女の肩を軽く叩いた。
「いたっ…………」
 端正な貌が苦痛に歪む。すぐに頭を左右に振って、目の前の少年に平気だと訴える。とび色の瞳が揺れていた。漏らしてしまった声を悔やむように、眉間から皺が消えない。
「それ……昨日の夜の……?」
 エルナンの声はこわばって重い。叩いた肩から視線が離れない。咎めるような眼差しだった。
「見せて」
 返答に迷う間もなく、少女は細腕を掴まれていた。
 容赦なく締めつける指が痛い。抗いを許さない意思が伝わってくる。キーラは小さく頷き、白いブラウスの襟を解く。もそもそと上半身を揺らしつつ片袖を引き下ろし、左肩を露わにした。
 乱れていた少年の息が止まる。
 鎖骨の端から肩の外側にかけて、大きな歯型が刻まれている。深く沈んだ痕跡が赤い。歯の欠損箇所がわかるほどだった。
「あの、馬鹿兄貴…………こんなに、強く……」
 猛る視線が傷あとに熱い。じんじんとする痛みとは別の疼きを覚え、少女の芯が熱くなる。
 肩の歯型は昨晩つけられた傷だった。些細なことで気分を害したイケルに、お仕置きと称した罰を与えられたのだ。耐えられない痛みだったのだろう。噛みつかれたキーラは、すさまじい悲鳴を放った。隣家にまで届いていたかもしれない。
「ここだけじゃ、ないよね……キーラ」
 震え混じりの低い声が、細身の少女を緊張させる。
 貌を上げる気にはならなかった。いま目をあわせたら、きっとおびえてしまう。エルナンを傷つけたくなかった。
 胸のボタンをひとつ、ふたつと外していく。心臓の鼓動が早い。どんな表情をしているのか、自分でもわからなかった。額に汗を感じる。暖炉の火に炙られたせいだろうか。熱くなる吐息を恥じらいながら、キーラはブラウスの前を開く。
「……こんな、とこ、まで……」
 左右の小さなふくらみに、歯型が残されていた。
 肩に刻まれた痕より、はるかに上下の幅が狭い。意図したものだろう。双方とも、中央のピンク色に触れるように歯の窪みが刻まれている。左の乳は歯型が横に並んでいるが、右乳房は縦に走っていた。口を傾けて噛んだものらしい。
 乱杭歯の醜い並びが痛々しかった。右の乳首の周辺には、いまだ血が滲んでいる。噛み跡をさんざん舐めまわされた証拠だ。
 瘡蓋(かさぶた)だらけの唇から漏れる息が荒い。ひかえめな双乳を凝視したまま、少年は瞬きひとつしなかった。昨夜の光景を脳裡に映しているのだ。黒目の周囲が憤りに燃えて赤い。
 闇に包まれた寝室で、少女のすすり泣きが止むことはなかった。行為は明けがた近くにまで及んだ。押し殺した悲鳴と許しを乞う涙声が幾度も繰り返され、返答のかわりに男の低い笑い声が響く。美形の幼妻を虐める悦びに、イケルは酔いしれていた。
 はじめに噛んだ時点では戯れであったかもしれない。泣き叫ぶキーラに黒い情欲を高ぶらせていたのだろう。だが、いくつもの歯型を、しかもわざわざ両乳房に残したとなるとべつの意味あいを含んでくる。
 刻印のつもりなのだ。自分の所有物である証として、血の滲むほど深い噛み痕をつけたに違いない。染みひとつない白肌に傷を残す理由が、ほかに見当たらない。
 おそらくは今夜あたり、夕食の席で披露するつもりだろう。家長の許可なくば指一本触れさせぬという無言の宣言にもなる。憤慨する弟たちを見下ろし、美しき幼妻を占有する優越感を味わう。権勢の欲に溺れるいまのイケルなら、それ以上の――キーラやエルナンが想像もつかぬほどの――暴挙に及んでもおかしくはなかった。
「……ちくしょう……」
 ぶるぶると肩を震わせる少年の拳が硬い。ぎらついた眼は、憧れる少女の乳房に向けられたままだ。打撲に膨らんだ頬の内で、奥歯がぎりぎりと擦れる。きしむ音が、半開きの唇から漏れていた。
「エ、エルナン……」
 キーラが声をかけるのと、浅黒い手が伸びたのはほぼ同時だった。
 左右から肩口を掴まれ、瞬く間に自由を奪われる。抵抗する間もなかった。無防備に晒した胸へ茶褐色の額が迫る。傷だらけの顔が殺気だって怖い。張りのある乳房に、火照りが押しつけられた。
「はぁ、ふぅ、はっ、ふぅっ……」
 少年は埋めた顔を左右に振った。ふくらみかけの未熟な乳に、腫れた頬を何度も擦りつけていく。乱れた吐息が湿って熱い。かすめては戻るぶ厚い唇が、白い肌に微細な水滴を残した。
「はっ、はぁっ、はぁっ……キーラっ……」
 弾力の強い胸に丸い鼻を沈め、エルナンが喘ぐ。眼はいまだ血走って、肌に刻まれた歯型を睨んでいる。血乾きの痕残る唇が開いた。何本も失った前歯のせいで、牙を剥いたけもののように見える。キーラは反射的に身を縮めた。
 噛まれる!
 目を伏せ、襲いくる激痛に身がまえる。だが。
 鋭い牙が肌を刺すことはなかった。かわりに、熱っぽく濡れた柔らかい感触が乳首を撫でる。薄く瞼を開くと、唾液にまみれた舌が伸びていた。
「ひっ……んっ!……」
 ピンク色の乳首が透明の粘液にまみれる。舌は小さな突起だけでなく、歯型の痕をなぞって楕円を描く。執拗だった。右の乳首を何周も舐めまわし、左へと移る。唾液をさんざん塗した後は、ぶ厚い唇の出番だった。角度を起こした尖りを、ちゅぷちゅぷと音をたてて吸いたてる。
 少女の肩が何度もふるえ、小さな声が吐息とともに漏れた。両腕を挟まれていなければ、横に倒れてしまいそうだ。木製の椅子が、きしきし悲鳴をあげている。
「やっ……エルナン……だ、だめ……」
 白くなめらかな頬が紅い。キーラは柔らかなくちびるに手をあてている。声がこぼれるのを自分の意思では止められない。
 噛み痕が疼く。熱い舌に撫でられると、灼けるような痛みが走る。
 昨夜も同じことをされた。イケルを相手にしたとき、キーラは泣きじゃくった。まるで傷口に塩をもみこまれているようだった。必死で許しを乞い、みずから淫らなおねだりをすることで逃れ得たのだ。とても我慢できる痛みではなかった。
 いまは違う。苦痛だけには終わらなかった。
 乳房を涎(よだれ)でべとべとにされても、不快さはまったくない。赤子のように乳首を吸われると、幸せな気分になった。するどい痛みをともなっているのに、身体の芯が溶かされたみたいに熱い。
 いつしか少年の頭は二本の細腕に抱えられていた。
 白い手が茶色の髪をふんわりと撫で、横顎をやさしく挟んだ。夢中で乳首をしゃぶっていた唇が離れる。名残惜しいのか舌先だけが突起をつつく。柔らかな手に頬を包まれると、それも口内へ収められた。
「ん……いい子……」
 くせっ毛の頭頂にキスをひとつして、キーラは椅子から尻を浮かせた。呼吸をあわせるように、肩口を掴んでいた手がその腰へ向かう。立ち上がるのを補われつつ、細身の身体は年下の恋人へと導かれた。素肌露わな乳房が、エルナンのセーターに密着する。少年の胸板は温かかった。動悸が伝わってくる。
 セーターの背をそっと抱きしめながら、少女はちょっとだけ顎を反らした。
 いつの間にか、ずいぶん背丈が伸びている。目線があわない。背も広くなった気がする。少年の成長を実感し、あらためて顔を見つめたところで苦笑がこぼれる。
 目を閉じて口づけを待つ顔は、ひどく子どもじみていた。鼻の穴を大きく開き、漏れる息には興奮による鼻声まで混じっている。褐色の頬がそれとわかるほどに赤い。
 かわいくてたまらなかった。
 ふたつも年下の丸顔の少年が、誰よりも愛しい。
 わずかに踵を浮かせ、キーラは紅いくちびるを押しつけた。
「んっ……ちゅっ……ん、く……」
 ふたりはむさぼるように口づけを味わった。絡めあう舌は互いの口内を行き来し、唾をもとめ吸いあう。うっとりと頬を染め、力強く抱きしめあった。
「ん、ごくっ……はふうっ、キーラ、キーラっ……」
 唾液を飲みこむこと幾度目か、息苦しさにくちびるが離れる。どちらの口の周りもべとべとだった。それでも足りぬのか、なめらかな頬に舌が這いまわる。
「ん、もう……エルナン、たら……」
 くすぐったそうに微笑む少女の抵抗は弱い。少年に貌を舐められ身をよじるも、背に交差させた腕を解くことはなかった。
 いっぽう、くびれた腰を抱く手のほうは力が弱まっていた。掌が大きく開かれ、指は谷間に沿って降りてゆく。布を掴み掴み手繰り寄せ、スカートの裾にまで指先が達する。
「あ……だ、だめ……だめ、だよ……」
 いやいやと首を振るキーラの吐息が火照って熱い。厚地のスカートを腰まで捲りあげ、浅黒い指は奥へと侵入を果たす。小ぶりな尻から股の間へ。指先を交互に肌に沈ませて先を進む。
「やだあ……だめ、だめ、え……」
 ぬるり、と。温かい粘液が指先を濡らした。
 少年が息を飲むのが、セーターごしに伝わる。泣き出したいくらいだった。キーラの貌が真っ赤に染まる。恥ずかしくてたまらない。弱々しく垂れた目は、いまにも涙にまみれそうだった。長い睫毛に光る粒がまぶしい。
 太股の間に挟まれた手は止まらなかった。唾を飲む大きな音を合図に、ふたたび指先が這わされる。つるりと柔い無毛の割れすじをなぞり、爪にまで少女の体液を付着させていく。
「はあっ、んっ……だめ……エルナン、やめ、て……」
 セーターの肩に頬をあずけ、キーラは息もとぎれとぎれに訴えた。
 耳に近い声が届いていないはずもないのに、浅黒い丸顔に変化はなかった。眉ひとつ動かすことなく、未熟な割れ目を弄るのに夢中になっている。きゃしゃな肩越しに白い尻を凝視する眼が、見開かれて赤い。
 労働に荒れた手だった。どのような作業でも器用にこなす頼もしい指でもある。けれども、女の身体に慣れてはいない。ぎこちなかった。かたちを確かめるように撫でるも、どう弄っていいのかわからない。
 せつなげな吐息とかすかな鼻声が、エルナンの頬をくすぐる。
 たどたどしい手つきがもどかしいのだろう。幼いながら、キーラの身体は女のよろこびを知っている。少年の愛撫を拒む言葉とは裏腹に、肉体は愛欲に忠実だった。太股は徐々に間隔を狭め、腰がゆるやかに揺れはじめる。無意識のうちに、手と指へ性器をこすりつけていた。
 淫らな蜜でぬるぬるとすべる。粘つく水の音がいやらしい。小さな突起に指の節(ふし)が触れると、そのたびに短いあえぎが漏れる。幼くも艶めかしい声は、湿った息とともに少年の耳を撫でつづけた。
「き、キーラっ……! おいら、もう」
 ふいにブラウスの肩が掴まれ、キーラは少年の体温から押しはがされた。脱力していたせいで、首ががくんと揺れる。名を叫ばれた気がして、いくつか瞬きを繰り返す。恍惚と潤む瞳に、上気した浅黒い顔が映っていた。
「……おいら、もう……がまん、できない」
 真剣な表情だった。頬がこわばっている。右肩に食いこむ爪先が痛い。低く震える声に劣情を感じて、三つ編みの少女は我に返った。
「だ、だめよ、エルナン……それだけは、だめ……」
 紅潮した貌が左右に振られる。拒みつつも、語調は消え入りそうに弱々しい。少年の欲情をはねのけることができない。惑う瞳は、より儚げに揺らぐ。
「で、でも……」
 エルナンの鼻息は荒く、それでも力ずくで押し倒すような真似はしない。迫り上がってくる白い奔流に必死で耐えている。剥いた歯が、ぎりぎりと擦れた。
「おねがい、エルナン……わかって」
 ほかの男とは違う。自分を大事に思ってくれている。少女の胸は痛みをともなって高鳴った。
 本心をいえば、抱かれたい。エルナンのものにしてほしかった。幼い欲望のすべてを受け止めてあげたい。少年の望むことなら、なんでもしてあげたかった。
 だが、それは許されない。
 キーラはイケルのものだった。かつては家族の共有妻だったが、いまや家長のためだけに存在する幼妻だ。妻とは名ばかりの奴隷で、役割は愛玩具に等しい。欲しいままにできるのは、イケルただひとりだ。
 稼ぎのないエルナンには肌に触れる権利もない。隠れて抱きあったり、ひそかに口づけを交わすだけでも危うきに過ぎる行為なのだ。発覚すれば、骨の一本や二本はへし折られてしまうだろう。それ以上ともなれば、半殺しではすまないかもしれない。新たな家長は猜疑心が強く、年少者への慈悲の心を微塵も持ちあわせていないのだ。
 イケルは鼻がいい。肌に染みついた男の匂いを嗅ぎわけるかもしれない。なにしろ、幼妻の全身をくまなく舐める癖があるのだ。手や肌の表面だけならともかく、清拭だけで身体の内部まで痕跡を消し去るのは難しい。少年の体液はとくに臭いが強い。とても誤魔化せるとは思えなかった。
 愛する少年を危険にさらすわけにはいかない。痛めつけられる姿を見るのは、自分が叩かれるよりもつらかった。不具にされたり死んでしまったらと思うと、気が狂いそうになる。エルナンなしでは生きていける気がしない。
 キーラの心からの訴えが通じたのだろう。茶色いくせっ毛が上下に揺れる。
 もともとが聡く利口な少年だ。危険であることを頭では理解している。少女が受ける折檻までをも考慮して、自分を納得させたのかもしれない。
 しかし、頭と身体はべつだった。青い性の衝動を抑えこむのは難しい。いちど火がついてしまっているのだ。エルナンの呼吸は乱れに乱れ、肩を浮き沈みさせるほどになった。腰が曲がり、しだいに前屈みになっていく。
「ごめんね……エルナン」
 身もだえる少年の前に、キーラは跪いた。苦しみを共有するかのごとく、眦下がりの目に涙が浮いている。つぎはぎだらけのジーパンの股間部分を見つめ、作業ベルトへ手を伸ばす。留め金を外す手つきが経験を物語っていた。
「はあっ、はああっ……キーラぁ……」
 ファスナーを開き、少女はジーパンの腰に両手をかけた。膝まで降ろすと、薄汚れたブリーフが青くさい臭いを放ちはじめる。股間の中央が隆起して高い。張りの頂点から、べとついた染みが広がっていた。
 ごくん、と唾を飲みこむ音が響く。鳴ったのは、白い喉だった。
 恥じるように瞼を伏せ、キーラは汗に黄ばんだ下着の後ろに腕をまわした。肉の締まった尻の上で手首を交差させたところで、期待に満ちた黒い眼と視線をあわせる。年下の恋人を仰ぐ貌が、艶めいて紅い。
 濡れた瞳を向けたまま、少女の上半身はゆっくりと前傾した。黄ばみの強い下着へ白い貌が近づいていく。汚れも臭いも気にならないらしい。膨らみと湿りの中心に、躊躇なく鼻先が触れる。
「うっ、うああっ……! 」
 高い悲鳴があがった。浅黒い顔がしわくちゃに歪む。
 少年の腰はぶるぶると震え、痙攣は肩にまで伝わっていく。膝は砕けたように頼りなく揺れて、いまにも崩れ落ちそうだ。踵すら浮いて床に落ち着かない。臀部を挟む両腕がなければ倒れていてもおかしくはなかった。か細い白い腕は、痙攣する腰を懸命に押さえこもうとしている。
 やがて、不規則な振動が弱まっていく。
 それでもキーラは動かなかった。じっと茶褐色の身体を支え、貌をブリーフの中央に埋めたままだ。絡めた腕も力を失ってはいない。ひく、ひく、と小さく前後する腰を、隙間もなく受け止めている。
「はあ、はあ、はあ……」
 呼吸を再開したエルナンの眼が濡れて赤い。上下する肩から、両腕がだらんと下がっている。脚にもまだ力がなかった。
「んっ……」
 少年の股間から、ようやく白い貌が離れる。
 鼻すじを中心に、頬まで広く湿っていた。液体の粘つきがとろりと濃い。鼻の頭と下着との間を、細い糸となって繋げている。ブリーフの染みが広がっていた。乳白色の粘液が表面に浮いて溜まりをつくり、いまにも滴り落ちそうだ。
 下着の中に射精してしまったのは明らかだった。
「出ちゃった、ね……」
 垂れた目をおだやかに細めながら、少女がそっとささやく。
「う、うん……」
 エルナンの表情は暗い。口の端が悔しげに歪んでいた。
 気恥ずかしさより、未練のほうが大きいのだろう。直接触れてもらえると期待していたのだから無理もない。二ヶ月ぶりの性奉仕だったのだ。
 キーラの手の感触を思い起こし、日々妄想に描いて扱きに扱いたに違いない。夢にまで見たかもしれなかった。暴発に終わってしまっては泣くに泣けない。
「もう、そんな顔しないの」
 慰めの声がやさしい。薄くではあるが、戯れの響きを帯びていた。とび色の瞳は少年をとらえて離さない。
 半透明の粘液が、少女の鼻からくちびるへ垂れてきている。頬も同様だ。顎にまで太い糸を引いていた。拭うつもりはないようだった。両手は依然汚れた下着の上にあって、親指が腰のゴムを広げている。
「ん……」
 ぷっくりした紅唇の端から、小さな舌が姿をあらわす。薄く開いた口の間で、唾液に濡れていやらしい。半ば伏せた睫毛が、少女をいっそう卑猥に見せている。
 毛玉の飛び出したセーターの上で、喉ぼとけが大きく動いた。
 湿った舌は長く伸びて、紅いくちびるの周りを這っていく。蝸牛(かたつむり)の歩みを思わせるほど緩やかな進みだった。舐めあとには、わずかな湿りが確認できるだけだ。いっぱいに伸びたキーラの舌によって、半透明な体液が拭われていく。舐めとられた汁は、すべて紅唇の内へと運ばれた。
 エルナンの呼吸が乱れて早い。放出したばかりだというのに、ブリーフの中が熱かった。
「ん、ふ……すごく、濃い、よ……」
 粘液に濡れた頬を染め、キーラがにっこりと微笑む。あどけない表情がかえって悩ましい。肉感的というには未熟すぎる身体に、三つ編みの少女は妖しい色香を孕ませている。
「ふふっ、エルナン……お漏らしした、みたい……」
 茶色く澄んだ瞳は、異臭漂う鼻の先へと向けられていた。大きく広がった染みの中心に隆起の張りが強い。吐精の前より高い山を築いている。頂上に滲む液体は溢れ、ぽたりぽたり床へ雫を落とした。
 吐息荒く肩を揺らす少年を尻目に、キーラは下着に絡めた細指に力をこめる。ゴムを浮かせる指が手慣れて早い。するすると踵までブリーフを降ろしていく。茶褐色の下半身が白い貌の前に晒された。
「は、あっ……キーラ……おいら……」
 少女の眼前で、白濁の汁にまみれた肉茎がぴくぴくと跳ねる。亀頭の大半は包皮に覆われてはいるが、以前より大きくなっている気がした。思わず寄せた目をさらに近づけてしまう。いまだふくらみの薄い胸がどきどきと躍る。
 二ヶ月前に扱いてあげたときは、先端まで皮に包まれていた。ピンク色の亀頭はまったく見えなかったのだ。
 まだ、たくましいとはいえない。毛も生えていないのだから。それでも立派に成長している。幹に浮いた血管が青々と深い。睾丸の膨らみも増した気がする。たっぷり詰まった精液を想像してしまい、キーラは額までをも紅くした。
「き、キーラ……恥ずかしい、よ……」
 もじもじとくねる尻までいとおしい。ブラウスから伸びた細腕が、ふたたび肉の締まった尻の後ろに這わされる。少年の背がよじれて震えた。
「エルナン……すき……だいすき」
 瞼を伏せ、浅黒い脚の外側に頬を密着させる。鼠径部にそっと口づけるだけで、未熟な勃起の先からぴゅるりと先走りが飛び出した。目を丸くした少女はあわてて貌を離す。床を一直線に走る液体の濁りが強い。
 尻にまわした手に、肉の硬さが伝わってくる。おそるおそる見上げると、少年は目を瞑って歯を噛みしめていた。押し迫る射精の衝動を、必死に堪えているのだ。
「ごめん……ごめんね、エルナン……」
 愉しむ余裕など、エルナンにはないのだ。
 いつでもキーラを転がして弄べるイケルとは違う。本来、キスひとつ許されない立場なのだ。日々の劣悪な環境にひたすら耐えつつ、この機会をずっと心待ちにしていたに違いない。かわいいからといって、玩具にしていいわけがなかった。
 気持ちよく、射精させてあげなくてはならない。せめて、いまだけは気持ちよくなってほしい。義務感や同情からではなく、心から性の奉仕をしてあげたいと思う。憤るイケルの顔が頭に浮かぶも、胸を熱くする想いには勝てない。悩む間もなく消え失せる。透明の露浮く肉棒の先端を間近に、少女は紅いくちびるを開いた。
「今度は……ここに……お口の中に、いっぱい……お漏らし、して……」
 勢いよく吸われる息が少年の胸を膨らませる。見開かれた目が充血に赤い。熱く吐かれる息吹より早く、キーラは伸ばした舌を先端に触れさせた。
「はあうッ……!」
 浅黒い尻が跳ねる。飛び退くように逃れようとする腰を、巻きつく腕が押さえこんだ。前のめりに曲げた上体の下で、端正な貌が揺れる股の間に深い。鼻先はいまだ無毛の下腹を擦り、勃起は包皮ごと柔らかなくちびるに挟まれていた。
「ううぅ、あううぅぅ……」
 泣き声じみたうなりを、エルナンは前傾したまま漏らしつづけている。吐精の寸前まで追いこまれているのは隠しようもなかった。肺に空気を吸いこむこともままならず、瞬きすら忘れている。身じろぎひとつできない状況なのだろう。眉間にできた皺は、苦痛に耐えているかのごとく深い。
「ん、きゅ……ん、ん……」
 細い喉が弱々しく動いていた。上下するたびに長い睫毛がかすかに揺れる。閉じた瞼の上で細かな汗が丸い。
 少女の温かい口の中で、未熟な勃起は膨張と収縮を繰り返していた。射精に似た痙攣だったが、放たれているのは精液ではない。先走りだった。亀頭は濡れた舌の上にあって、苦みの強い汁を次々と吐き出している。
 キーラは静かに脈動を受け止めていた。注がれる粘液を少しずつ奥に送り飲みこんでいく。くちびるは肉棒を締めつけない程度に緩く、吸いついたりはしない。少年の下半身から放出を迫る波が去るまで、刺激を与えないつもりだった。もう少しだけ愉しませてあげたい。
 けれども、少女の思惑どおりにことが運ぶはずもなかった。喉が動けば、どうしても舌も動く。だらだらと汁の漏れる亀頭の裏側は、嚥下のたびにぬるりと舐めあげられてしまう。くすぐるように快感を高めこそすれ、宥める結果にはならない。
 ましてや、少年にとってはじめて味わう口淫なのだ。柔らかく湿ったくちびる。ぬめぬめと温かい頬の内側。唾液に濡れた舌は、包皮に覆われた亀頭をやさしく撫でる。興奮をおさめろというのは、息をするなというのに等しい。
 見下ろせば美貌の少女が己の勃起を口にしている。町に住む男の誰もが裸体を思い浮かべ、あらぬ媚態を妄想する極上の幼妻がだ。粘い体液の汚れもそのままに、うっとりと頬を紅くして漏れ出る先走りを舌の上に受け止めている。眉の間に苦しげな印はない。愛しげに未熟な肉棒を咥え、苦り汁を美味しそうに飲んでいるとしか見えなかった。
 目にする光景ひとつとっても、狂おしいまでの高ぶりを揺り起こす。刺激に慣れぬ十一歳の少年に堪えられるわけがない。腰と背に走るはげしい快感が、褐色の尻をぶるぶると震わせる。限界だった。
「いぎいぃっ、ぎ、キーラぁっ! でるっ……!」
 無意識なのだろう。エルナンの両手が、黒髪の横を鷲づかみに握る。兆しを感じていたのか、キーラは側頭部に走る痛みにも動じなかった。発作のごとく痙攣する下半身を懸命に抱きしめ、みずから股間深く貌を埋める。勃起は根もとまで口内に収められ、しっとりと柔い下くちびるは丸く張った陰嚢に押しつけられた。
「んむっ……! ん! ん!」
 少女の口内で肉棒が跳ねる。舌の奥深くに注がれる濁流が熱い。未成熟な性器とはいえ、先端は喉の入り口にまで達していた。咽せる苦しみに細身の眉が揺れる。頬に涙の筋をつくりながら、キーラはびゅくびゅくと注がれる濃厚な液体を飲みこんでいく。
「えひいぃっ……!」
 少年はほとんど白目を剥いていた。開いた口からはだらだらと涎が垂れている。無理もなかった。憧れの少女の口へ、溜めた欲望を思う存分注いでいるのだ。惚けてしまっても責められまい。しかも、いまだ淫らに吐精を促されているのだ。
 つけ根まで勃起を咥えたくちびるが、じゅるじゅると音をたてて吸っている。どく、どく、と肉茎の脈動にあわせてすぼまり、わずかに滲む白い液体を外へ漏らさない。濁液に満ちる口内も、吐き出される精液をただ受けとめるだけにはとどまらなかった。射精にいそしむ肉茎の裏側を、舌が扱きあげるように幾度も撫であげていく。
 最後まで気持ちよくさせてあげよう。少しでも、長く。一滴残らず、吸ってあげたい。少女の口は貪欲に、ひたむきに、一途に未熟な肉棒に快感を与えつづけた。
「あっ、あっ、あふぅ、あうぅっ……」
 あまりにも深い絶頂を味わいすぎたためだろう。吐き出す粘液がなくなってもなお、少年の陰茎から痙攣が去らない。苦痛にも似た感覚がぴりぴりと腰を駆けめぐり、浅黒い尻が左右に振れる。立ち小便のときの、ぶるっと震える姿にそっくりだった。
 やがて長い長い射精が終わる。
 褐色の尻が木板の床にぺたりと落ちた。放出とともに、膝の力も抜けてしまったらしい。顎を上げた少年の息が、徐々に整っていく。傷だらけの顔は恍惚に緩み、薄く開いた瞼には涙を溜めている。眉だけが、ときおりぴくぴくと引き攣りを起こした。
「んっ……ちゅる……んく……」
 雪のように白い貌は、いまも少年の股間にあった。床にへたりこんだエルナンの勃起を、愛しげにちゅぷちゅぷと吸い、舌の上に転がしては舐めている。
「はっ……あうう、キーラぁ……」
 湯気昇る肉棒は、さすがに力なくしなだれて小さい。ぬらぬらと唾液で光っているものの、白い液体はひとしずくも見られなかった。先端近くまで包皮に隠れた亀頭を、濡れた舌先が探るようにつつく。びくり、と震える少年の姿が面白いのか、キーラはしばらく悪戯をつづけた。
「ん……すごい……いっぱい、出たよ……きもち、よかった……?」
「……死んじゃうかと、思った……」
 少年の返答のあと、ふたりはくすくすと笑いあった。
 心地よい倦怠感が、幼いふたりを包む。
 ずっとこうしていたい。小さな幸せがここにあった。ふたりだけでいられたら、どんなにか幸せだろう。キーラとエルナンは、ぼうっと見つめ合った。心は通い合ってひとつだった。夢に見る想いも。
 酔いしれるふたりは、すっかり油断していた。
 迫り寄せる危機に気づかない。緊張を解いていてしまっていた。
 玄関扉向こうの木板がどかどかと音をたてる。ふたりははっとするが、すでに遅かった。扉が乱暴に蹴り開けられる。
 玄関に立つ男の顔を見て、キーラは思わず少年に抱きついてしまう。悲鳴さえも凍りついていた。
 わけのわからない怒号が飛んだ。怒りに狂う声はやけに甲高い。
 ファビオだった。



 恣(ほしいまま) ~共有される幼な妻~ 第十話

テーマ:18禁・官能小説 - ジャンル:アダルト

  1. 2012/02/07(火) 11:11:11|
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Author:臥頭狂一
(がとうきょういち)
 日々、頭痛に悩まされながら官能小説を書いています。
 いろいろなジャンルに手を出していくつもりです。よろしければ読んでいってください。
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