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臥頭狂一のエロ小説ブログ。※18歳未満閲覧禁止。

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亜耶芽忍法帖 其の四 (27枚)

 亜耶芽は房術の仕込を受けるために源哉爺の屋敷を訪れます。ちびで風采のあがらない老人でしたが、里での地位は高く尊大な男です。
 源哉は助手に楓というクノイチをつかっていました。亜耶芽に触れることを禁じられている源哉は、楓に亜耶芽の調教を命じるのでした。




 源哉爺の屋敷は里から大きく外れた、木々が密生するような処ににありました。クノイチにたいする房術仕込みは秘伝であり、他の者の目に触れることは避けなければなりません。屋敷の周りは、来訪者を拒絶するように高い木の柵で囲まれています。亜耶芽が屋敷に到着するころにはもうお日様が落ちかけていて、地平線とつきそうになっていました。
 源哉は現首領の六角雁磨により房術仕込み師に復帰させてもらいましたが、そのときに中忍に準ずる身分を与えられていました。狭間の里には上忍、六角雁磨の下に八人の中忍が統治していて、その次の位を得たということです。すなわち、里の大多数を占める下忍たちよりも偉いということになります。里でただひとり房術を仕込むことのできる人物として、与えられて当然の地位かも知れませんが、それまで下忍以下の扱いを受けていたのですから、異例の返り咲き、出世といえました。
 その屋敷も立派なもので、大きさだけなら首領屋敷に次ぐほどです。とはいっても贅沢をしているだけではなく、中には房術調教のための道具が多くあり、仕込みのための仕掛けがところどころに施されているためでした。
「遅かったね。何処で男を咥えこんでいたんだい」
 玄関で出迎えたのは、夜の闇のように黒い小袖を着た娘でした。このところ源哉爺の助手をつとめている、楓という十六歳になるクノイチです。年齢の割りに発育が良い娘で、胴はほっそりとしているのに胸とお尻が大きく、艶かしい体つきをしています。白い肌が、黒衣を着ているせいでよけいに目立ちました。
 昨年、一人前のクノイチとしてはじめて情報を得る任務に臨んだ楓でしたが、話術と詐術が未熟なために失敗していました。もっとも基本的な任務で失態を犯した楓は、厳罰に処されることはなかったものの、里で修行やり直しという命令を下されたのです。
 忍者として大きな屈辱でしたが、自分の失敗であり、首領の命令に逆らうことはできません。ちょうど助手を求めていた源哉爺に仕えるかたわら、日中は亜耶芽と同じくクノイチの修行を受けています。けれども、楓には素直に反省して修行に励む心を持つことができませんでした。どこか不貞腐れた態度で、鬱屈した気持ちを亜耶芽へとぶつけることが多くなっています。
「すみません……」
 楓は任務に失敗した出戻りとはいえ、一人前のクノイチです。見習いクノイチにすぎない亜耶芽に口答えは許されません。忍者組織は厳しい縦社会なのです。
「はっ! まったくいいご身分だよ! 」
 亜耶芽の返答が気に入らなかったらしく、楓が声を荒げます。眉間に皺が寄っていました。大人しくしていれば可愛らしい少女なのですが、亜耶芽を睨む目はつりあがり、般若の面のようでした。
「何をしておる!」
 しわがれた声が飛び、少女ふたりの顔がそちらを向きました。皺だらけのひどく小さな老人が杖をつき、右足を引きずりながら、それでも早足で玄関に向かってきます。顔を真っ赤にして、ずりずりと廊下の床を鳴らしながら向かってくる老人の姿は滑稽ですらありましたが、ふたりの少女はすぐさまその場に膝をついて頭を垂れました。
 この五尺(約百五十センチ)に満たないしょぼくれた老人が源哉です。目は垂れ下がり、顔には深い皺が幾つも刻まれていますが、その瞳だけは丸くぎらぎらと妖しい輝きを放っていました。
「は。申し訳ありませぬ。亜耶芽が遅かったもので……注意を」
「そんなことはよい! はじめるぞ」
 ところどころ抜けた歯の間から唾を撒き散らしながら、源哉がわめきました。少女たちは老人に深く頭を下げます。いまや中忍に次ぐ地位にある源哉はふたりにとって絶対で、話すときにも膝をつかねばなりません。
 言うが早いか、源哉が房術調教を行う座敷に向けて歩き出します。杖をついてはいますが足取りははやく腰もまっすぐ伸びており、今年で七十四歳とは思えない軽快さです。楓と亜耶芽はすぐ後につづきました。
「今日はここじゃ」
 いくつもの座敷の前を通り過ぎ、源哉は一番奥の引き戸を開きました。座敷の中は麻縄が幾つも吊るされており、木製の大きな十字架や台がところ狭しと置かれていました。行灯にはすでに火が点されていていて、数多くの縄が灯明に照らされています。
(あたし……今日は、縛られる、んだ……)
 亜耶芽のほそい喉が音をたてるのを、小人のような老人は聞き逃しません。自分の口のまわりを舐めながら、下卑た笑い声をあげました。
「ひひひ、嬉しいか、亜耶芽。わしも長年仕込みをしておるが、こんなに淫らなクノイチははじめてじゃて」
 源哉が指示を与えると、楓は亜耶芽を薄暗い座敷の中央に押しやりました。天井の梁から伸びる長い麻縄を、器用に亜耶芽の身体に通してゆきます。少女の両手首をひとまとめに、真上から吊るすように縛りつけ、足首にはそれぞれ壁際にある柱につけられた縄を引きました。亜耶芽はまたたく間に、両手を高く掲げ、立ったまま両脚を大きく開かされた格好にされてしまいます。ちょうど「人」、というかたちに似ていました。
 緊縛術は忍者なら誰でも身に着けていますが、あくまでも捕縛のためのものです。楓がいま亜耶芽にしたような特殊な縛りは、やはり源哉の助手をつとめるようになって体得したものでした。
 老人は黄色く濁った目で縛られた美少女を、知らず涎を垂らしながら見据えていました。『亜耶芽に触れずに房術を仕込め』という雁磨の命令は、二年経った今も解かれてはいません。よって源哉はいまだに亜耶芽の身体に指一本触れることができず、助手の楓に任せるしかないのです。老齢ながらまだ男として現役である源哉は、はがゆい想いに老いてかさかさになった唇をかみしめる毎日が続いていました。
 黒い小袖を着たクノイチの手が忙しく働き、縛られた少女の帯を解きます。朱色の小袖の前がはだけ、少女の白い肌があらわになりました。うっすらと汗が滲んだ腹部の下には、白いふんどしがぴっちりと亜耶芽のお股を締めつけています。
 ごくり、と背後で老人の喉が鳴るのを聞いた楓が小さく舌打ちしました。なかば乱暴な手つきで、するすると少女の秘所を守っているふんどしをほどくと無造作に投げ捨てます。
「ふん、もう濡らしてるじゃないか。餓鬼のくせに、いやらしい女だ」
 楓が吐きすてた憎まれ口のとおりでした。亜耶芽の性器は無毛なうえに一本筋の閉じた割れ目で、一見したところ未通女ではないかと錯覚させるほど幼く見えます。しかし、幼い割れ目の奥からは透明な液あふれ出ていて、ぬらぬらと行灯の小さな灯りに照らされてなまめかしくかがやいていました。
 顔を背けた亜耶芽に、つよい憎しみの目が向けられています。楓は亜耶芽のことが大嫌いでした。任務失敗のあと里へ戻された楓は、亜耶芽とともにクノイチの修行を受けねばなりませんでした。一度忍者としての初陣を飾り、まがりなりにも一人前のクノイチとなった楓にとって、半人前の見習いに過ぎない亜耶芽と同列に扱われるのはそれだけでも面目をつぶされる思いです。
 けれども楓に与えられる屈辱はそれだけでは済みませんでした。話術、詐術、変装術など、クノイチ修行のどれをとっても亜耶芽に遠く及ばなかったのです。いかに天賦の才を持つといわれようと亜耶芽はまだ十二歳の半人前、見習い忍者であることに違いはありません。一人前のクノイチが見習いに劣っていてはならないのです。里での修行をやり直し、また一からクノイチとして出直そうとしていた楓の出鼻は挫かれ、胸に抱いていた誇りはかたちを失ってしまいました。
 唯一勝っているといえるのは房術だけ。これは首領のほかに男を知らず、女として盛りをむかえるのにまだ間がある亜耶芽より一日の長があって当然のものでした。それでも亜耶芽に勝っているところがひとつでもあるということは、楓の自尊心をなんとか保たせていたのです。けれども、運命はそんな小さな誇りさえ奪う流れへと向かっていました。
 源哉爺に目をつけられ、亜耶芽の房術を磨くための助手にされてしまったのです。わたしは必要とされていないのか。出戻りの役立たずは亜耶芽のための礎になれというのか。楓は自分の存在価値を見失い、自暴自棄になってしまいます。鬱屈した思いは、その理由をつくった亜耶芽へと向けられました。
 楓にとってなにより腹ただしいのは、クノイチとしての資質をすべて備えている亜耶芽が、男たちの目を一身に集めていることでした。首領をはじめとして、源哉爺も里の男たちも誰もが弱冠十二歳の少女に夢中になっているのです。下忍たちが陰で女のことを話せば、亜耶芽のことばかり。
 楓は自分の容姿に自信を持っていました。もともとクノイチに選ばれるのは、里の中でも容姿の整っている娘だけです。その中でも楓は郡を抜いていました。以前は里を歩けば男たちの視線が痛いばかりで、誰もが自分に下心をいだき、抱きたいと思っているのがわかりました。切れ長の目をすこし向けてやるだけで、純情な若い下忍の頬は染まったものです。
 しかし任務に失敗して里に帰ってみると、成長して艶っぽさを増した亜耶芽に男たちの目は釘づけでした。かつて楓に向けられていた眼差しが、今では小娘にすぎない亜耶芽に集中していたのです。忍術で劣り、色香でも勝てない。最後の拠り所まで奪われた楓にとって、亜耶芽は期待すべき後輩などではなく、仇敵にひとしい存在になっていました。
「ひぎっ……くぅっ……!」
 亜耶芽の口から苦痛の声が漏れます。小さな膣穴に楓の指が無造作に突き入れられていました。淫らな液を溢れさせているとはいえ、未熟な性器であることに違いはありません。少女の眉が歪み、長い睫毛が潤みを帯びています。対照的に楓の目はつりあがり、嗜虐の悦びに燃えていました。
「楓。ひひひ、今日はこれで責めるのじゃ」
 老人が木製の張型を助手に手渡しました。張型は男根そっくりに彫られたものでした。乾性油で表面が塗布されていて、つやつやとかがやいています。長さは普通の男の一物くらいでしたが、亀頭部分が大きくかさの引っ掛かりがつよそうでした。楓の手の中にある張型を、亜耶芽が潤んだ瞳を横目で見つめています。
「いやらしい小娘だよ。そんなにこれが欲しいのかい」
 楓は張型を亜耶芽の頬へ押しつけました。先端が柔らかな頬にめりこんでいます。その間も白い指は亜耶芽の膣内にあり、出し入れをはじめていました。
「んっ……あうっ……」
 少女のくちびるから漏れ出る吐息には甘いものが混じりつつあります。すでに痛みは感じていないようで、うっとりとした表情を浮かべていました。先輩クノイチのほそい指を淫液で濡らしつつ、きゅうきゅうと締めつけています。
「は、はよう、早う、はじめんか!」
 源哉が声を荒くして、助手に命じました。老人の鼻息は荒く、血走った目は一点だけを見つめていました。楓の指をはさみこんでいる、少女の割れ目だけを。
 楓は源哉に聞こえぬように小さく舌打ちすると、膣穴から指を引き抜きました。指の根元まで、少女の淫らな液体で濡れ、てらてらと灯明に光っています。そして張型の先を無毛の割れ目へと宛てがいました。唾を飲みこむ音が、楓の前後から同時に聞こえました。
 楓のつりあがった目の上に青筋が浮かびあがっています。しわくちゃで好色なだけの源哉など好きではなく、むしろ狒々爺と嫌悪していましたが、それでも男の心を奪う亜耶芽が許せませんでした。張型を握った手が荒々しく動きます。それほど大きくはないとはいえ、男の一物をかたどった張型です。突き入れられた少女は苦悶の声をあげました。
「ひぐううっ……!」
 縛られたままの亜耶芽に、抵抗することなどできません。両腕は真上に伸ばされ、脚を大きく開かされているのです。お尻を必死に振りながら、痛みを訴えるしかありませんでした。
「い、痛いっ、痛い、です、楓さま……お許しを……」
「こ、こりゃ、楓! 何をしておる!」
 源哉があわてて助手の制止に入りました。楓の腕ごと、亜耶芽の中にあった張型を引き抜きます。
 クノイチの修行には苦痛に耐える訓練もありますが、少なくともいまはそのときではありません。それに亜耶芽は首領である六角雁磨のお気に入りです。性器に傷でもつけることがあればただでは済みません。下手をすれば源哉は房術仕込み師の資格なしと判断されて、元の下忍以下の生活に戻されてしまうかもしれないのです。そうなれば亜耶芽に触れることはおろか、今のように近くで痴態を眺めることもできなくなってしまうのです。源哉はクビになることよりも、いまや亜耶芽と離れることをおそれていました。
――ばしんっ!
 枯れ木のような腕が振りあがり、楓の頬に平手が見舞われます。顔を蒼ざめているのは萎びた老人のほうで、叩かれた楓は跪いて控えているものの、貌全体を朱に染めていました。ふぅ、ふぅ、と源哉の息が乱れています。
「この、ばか者が! なにを考えておる!」
「もうしわけ、ござりませぬ」
 詫びの言葉を述べるものの、跪いた少女にはまったく悪びれたところがありません。むしろ拗ねたような態度を隠そうともせず、ただうつむいています。
「楓。……どうやら貴様にも仕込が要るようじゃなあ」
 老人の口調が、下卑たものに変わりつつありました。吊るされたままの亜耶芽からは膝をついて下を向いている楓の表情を窺うことはできません。長い黒髪が貌を覆っています。けれども源哉の脅かすような台詞に、わずかに揺れたように見えました。
「亜耶芽の仕込みについては、今日のところはやめじゃ。……助手がこれでは、のう」
 楓を見下ろす垂れ下がった目が、爛々とかがやいています。口の端がつりあがり、酷薄な笑みが浮かんでいました。
「変わりに楓を仕込むとしよう。亜耶芽はそのまま見ておれ……ひひひ」
 黒髪で隠れた頬には、汗が滲んでいました。憤りで赤くなっていた貌はすでに血の気を失いつつあります。頭をたれたままの少女を見下ろしたまま、老人が自分の帯を解いてゆきます。前をはだけ、褌(ふんどし)を床板の上に脱ぎ捨てると、楓の目の前に腰を突き出すようにして立ちました。
「しゃぶれ」
 楓がゆっくりと貌をあげます。その鼻先に、老人の萎びた肉棒が突きつけられていました。さすがの源哉爺も男根の衰えは隠せません。かろうじて勃起はしているようではありましたが、先ほどまで亜耶芽の膣内に挿し入れられていた張型のような艶々としたかがやきはなく、うなだれるように床を向いていました。
「お、お許しくださいまし、源哉さま」
 床板に頭を擦りつけて楓が平伏しました。いままでの不貞腐れた態度が嘘のようです。
「どうか……亜耶芽の前でだけは、お許しくださいまし」
 すがるように這いつくばり、源哉を見上げる楓の目には涙が浮かび、心からの哀願をあらわしています。源哉はというと意地悪そうな目つきで少女を見下ろすだけでした。むしろ嗜虐心が刺激されたらしく、鼻息を荒くしています。
 楓もまた見習いだった昨年まで、源哉から房術を仕込まれていました。仕込み師である源哉は、その手で女の喜びを教えこみ、また男を虜にする技術を磨かせるのが役目です。己の裁量しだいで好き勝手に抱いたり、奉仕させたりする権利を持っていました。触れることさえ禁じられている亜耶芽は別として、源哉は里中のクノイチを自由にできる特権を持っているのです。
 見習いのなかでも容貌にすぐれていた楓は、源哉から仕込みの一環という名目で毎日のように犯されたのでした。薄汚い小人のような老人の調教と性交を、修行の一環として義務づけられていたのです。若い娘なら誰でも忌避するような醜い老人にかしずき、従順にみずみずしい身体を開かねばなりませんでした。
 任務の不手際により里に出戻り、助手にされてからも同じでした。源哉の性欲は老いても衰えることを知らず、ありあまる性欲の処理を命じられました。亜耶芽への仕込みを終えたあと、少女の痴態を見て昂ぶりきった老人の性の捌け口にされるのです。亜耶芽へ手を出せないという鬱憤ばらしも兼ねて。
 いかに相手が嫌悪感しか沸かないような醜怪な老人でも、自分を抱きたいと欲してくれるなら耐えることはできます。けれども源哉にとって、楓はあくまでも亜耶芽のかわりに過ぎないのです。源哉が本当に抱きたいのは亜耶芽なのです。楓を抱くのは、老人にとって自慰にひとしいことでした。精液を吐き出す場所が、楓というクノイチだというだけのことでした。彼女の自尊心はいたく傷つけられました。
 そのうえ亜耶芽の忍術すべてが自分よりも優れていることを思い知らされ、さらに里の男たちの目すら奪われていることを悟ってしまった楓は、もはや亜耶芽を憎むことでしか自分を保つことができなかったのです。
 そしていま、よりにもよって亜耶芽の目の前で、源哉は楓を辱めようとしていました。憎くてたまらない娘の前で、その身代わりとして。源哉にしてみれば自分に従順でない助手へのお仕置きのつもりなのでしょう。けれども、楓にとっては何より辛く耐えがたいことでした。
「早う、せい。楓」
 怒気を含んだ老人の声に、抗いは無駄だと楓は悟りました。忍びの世界において上の命令は絶対です。逆らえばもっとひどいことになるのは目に見えていました。忍びの里の不文律を、楓は嫌というほど思い知らされています。
 楓は初任務失敗のあと、クノイチとしての資格を剥奪されたり、鞭打ちなどの肉体的な罰を受けることは免れました。しかし、里に損失を与えた咎として、首領の下で里を統べる八人の中忍たちに一晩ずつ交替で玩具にされたのです。貪欲な中忍たちは若い楓の肉体を貪り、しゃぶり尽くしました。少しでも抗う気配があれば容赦なく鞭打たれ、さらなる辱めを与えられたのです。
 楓は目を伏せ、くちびるを萎びた肉棒の先に触れさせます。異臭に貌をしかめそうになるのを堪えながら、舌をのばして先の小さな割れ目をつつきました。
「おほっ……ひひひ、よいぞ、よいぞ」
 もう幾度老人の男根を咥えさせられたか、楓は覚えていません。房術の仕込みの一年、そして出戻ってからも、源哉はことあるごとに陰部を剥き出しにして少女に奉仕を迫りました。楓はどんなときでも、たとえそれが食事中であったとしても、命令があれば即座に萎びた肉棒を口にしなければならなかったのです。
 ぴちゃ、ぴちゃ、と、紅い舌が唾液をからめ、音をたてて肉棒の先を舐めまわしています。硬度のないのはあいかわらずで、亀頭は皺だらけのままです。柔らかな紅いくちびるが、先をはさみました。
「ん、ちゅ……ちゅぷ……」
 軟体動物のような老人の一物を、楓の紅唇がやさしく吸いたてます。若い男の硬い勃起とは比べようもありませんが、それでも口内で少しずつ膨らんできているのを楓は這わせた舌で感じていました。すでに粘った汁が先端から漏れ出して、苦味が口の中に広がりました。
(もう、早くすませてしまおう……)
 長らく伽の相手をさせられ、老人のつぼを知り尽くしている楓は、とっとと果てさせて終わりにするつもりでした。男など偉そうにしていても単純なもので、女の演技にすぐ騙されるものだということを経験から悟っていました。いつものように媚びた瞳で見上げながら吸いたてれば、すぐに射精させることができる。そう思って肉棒を咥えたまま楓は源哉を見上げます。
「っ……!」
 男根を愛撫していた口内の舌が刹那、動きを止めました。源哉は、楓をまったく見てはいなかったのです。老人の首は、両腕を吊るされて縛られている幼い少女を向いていました。源哉は楓に汚い陰茎をしゃぶらせておきながら、亜耶芽だけを見て興奮していたのです。
 楓は怒りに我を忘れそうになりました。口にしている男根を噛み千切りたい衝動にかられましたが、里の者は幼いときから目上の者に逆らえないように刷りこまれています。貌を朱に染めながらも亜耶芽を想って硬くなりつつある肉棒に奉仕をつづけました。
 楓が跪いて老人の肉棒に口交奉仕しているようすを、亜耶芽は頬を紅潮させて見つめていました。小さく開かれた桜色のくちびるからは甘声交じりの吐息が漏れ、人の字に縛られた肌はうっすらと桃色に染まり、玉の汗が浮いています。そして老人の視線が集中している幼い割れ目には、触れてもいないのに淫らなお露(つゆ)がこぼれ、太股のほうまで流れていました。肉体は幼い少女そのものなのに、男をもとめてなお悩ましくゆらめき、灯明に照らされて妖しい陰影をつくっています。
「ひひひ、男のものが欲しいか、亜耶芽。頬張りたいんじゃろう」
 醜悪な老人の下衆な言葉にさえ、縛られた少女はうっとりと瞳を湿らせて喜悦の気色をあらわしています。見ているだけで股間を熱く濡らしていても、縛られているために触れることもできません。亜耶芽にできるのは、大きく脚を開かされ、つるりとした割れ目を晒したまま、もどかしそうにお尻を小さく揺らすことだけでした。
 源哉はもうすっかり興奮の極みにありました。少女がもじもじと身体をよじらせているのが、淫靡な踊りを舞うように見えています。自分の肉棒を見て亜耶芽がたかぶり、恥丘を湿らせていることが嬉しくてたまりません。
(亜耶芽が、わしの、わしのチンポを欲しがっておるっ……!)
 できることなら今すぐ楓の口から肉棒を引き抜き、亜耶芽の膣穴に突き入れて、思うぞんぶん奥処に獣液を注ぎこみたいところでした。脳裏にその光景を妄想して、老人の口から泡混じりの涎が垂れています。
「か、楓っ……! 吸え! 吸うのじゃ!」
 せめて頭の中で亜耶芽を犯しながら助手の口内に放出しようと、源哉は頭髪を乱暴に掴んで引き寄せ、一物を奥まで呑みこませました。
「んぐうっ……! ん、ぷっ……ぢゅっ……」
 喉奥を突かれ、苦悶の声を漏らした楓でしたが、房術の仕込みによってこれくらいの無体には耐えることができます。老人を絶頂へと導くため、枯れ朽ちた小枝のような肉茎に舌を這わせつつ、音をたててすすりました。
 もっとも、若い男のものとは違い、硬度の足りない老人の男根です。つよく吸ったところで痛みを与えてしまうだけでした。楓は唾液をたくさん出して萎びた肉棒にからめ、くちびるでやさしくはさみ、幾度も往復させます。先が少しずつ膨らみを増しているのを、楓は舌の上で感じました。
「お、おおっ……!」
 頭髪を掴んだ皺だらけの手に力が入ります。源哉の口から短い呻きが吐かれ、下半身が痙攣をはじめました。
「んっ……ちゅぷっ……」
 楓の口内に、大量の生臭い精液が幾度も吐き出されます。頭髪を鷲づかみにされ、喉奥への射精を受けとめながらも、少女のくちびるは老人の肉棒を締めつけることをやめず、吐精を終えるまで白濁の汁を吸いつづけていました。『排泄』された濁液は、ためらいもなくほそい喉の奥へとおくりこまれてゆきます。
 肉棒が脈動を終えても、奉仕はまだ終わりではありません。楓はいったん口から抜かれた男根の先に紅唇をつけ、ちゅるちゅると吸いはじめました。肉茎に溜まっている残り汁をすべて吸い出さなければならないのです。男が悦ぶことをクノイチは教え込まれているのです。
 生臭い汁がなくなったことを確かめると、少女は黒い小袖の懐から手ぬぐいを取り出し、小さく縮こまりはじめた源哉の陰茎を包みます。芋虫のように縮んだ老人のものを、少女の手は母が赤子を愛でるようにやさしく、丁寧な手つきで拭い、清めてゆきました。もちろん、老人の醜い一物などを愛しいと思っているわけはなく、そう見せるのも仕込まれた房術のひとつに過ぎません。楓は拭い終えたあとで、床板の上に脱ぎ捨てられた老人の褌を手に取り、穿かせました。
 その間、源哉は偉そうに突っ立ったままで、まるで主人気取りでした。すっきりした顔をしていながらも、やはり視線は亜耶芽をとらえています。
 楓は源哉の衣服をすっかり元通りにしてしまうと、無言で亜耶芽の拘束を解きにかかりました。下唇を噛みながら、横目で肌を紅潮させた少女を恨めしそうに睨んでいます。
 亜耶芽の身体はいまだ興奮から冷めず、縄から解放された後も太股を擦り合わせ、もどかしくてたまらないといった様子でした。欲望に勝てず小さな手を恥丘に伸ばそうとすると、間髪入れずに制止の声が飛びます。
「今日は終わりだよ。火照った身体は首領になんとかしてもらいな」
 突き刺すような先輩クノイチの目におそれをなし、亜耶芽は仕方なく衣服をあらためます。太股をしたたる透明な液を隠すように、すばやく小袖の帯を通し、床に両手をついてふたりに一礼しました。
「有難うございました、源哉さま、楓さま」
 淡々と房術仕込みの礼を述べる亜耶芽ですが、桜色に染まった頬は隠すことができません。瞳は物欲しそうに潤んでいます。行灯の小さな火が肌を照らし、朱色の小袖とあいまって妖しく紅に染まっています。ふたりにはその姿が幼い少女とは思えないほど艶やかに見えました。


 次回のお話(其の伍)
 前回のお話(其の惨)

テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

  1. 2009/12/24(木) 15:54:25|
  2. 亜耶芽忍法帖
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臥頭狂一

Author:臥頭狂一
(がとうきょういち)
 日々、頭痛に悩まされながら官能小説を書いています。
 いろいろなジャンルに手を出していくつもりです。よろしければ読んでいってください。
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